着水対策
2023年07月31日
2021年10月18日
着水死亡事故の発生
既にニュースなどでご存じの方もいらっしゃると思いますが、先日(10/15)、
日本パラモーター協会(JPMA)会員の方で三重県四日市市の海岸付近にて
パラモーター着水事故が発生しました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
【関係者からの口頭報告(一部)】
只今、正式報告書の提出を依頼中
日時:2021/10/15(金)
場所:三重県四日市市の海岸付近
JPMA会員(65歳男性)・ClassⅡ所持者・泳げない
事故状況:高度約200mでフライト中、砂浜にいる仲間に無線で「エンジンが吹かない」「近くに降りる」と連絡した後、対岸の空き地に届かず突堤約5m手前の海上に着水するのが確認された。浮力帯は装備していて正常に作動していたが死因は溺死とされる。
各 位
フライト中、いつエンジンが停まっても安全に対処できる高度を確保して飛ぶこと、
エンジンの調子がいつもと違うと感じたら、フライトを中止するという冷静な対処を心がけてください。
エンジンの調子がいつもと違うと感じたら、フライトを中止するという冷静な対処を心がけてください。
JPMAは緊急パラシュートとフロートの装着を義務化しております。
今回の事故はフロートを装備していても溺死という痛ましい事故となってしまいました。
フロートはユニットにつけるフロート・自分自身につけるフロートがあるかと思いますが、水の近くで飛ぶ人の場合はユニットのみのフロートだけではなく、自分自身にもフロートを装備すればより浮力を得られます。着水したときの水面の状況によってはユニットの重さ等で水面に顔を出すことが難しくなる場合があります。ユニットから無事離れることができても自分自身のフロートがなければ十分な呼吸はできなくなってしまいます。
1つはパイロット自身に取り付け、人が必ず上になるようにし、もう1つはユニットに取り付け、背中からエンジンの重さを支えるようにします。
本来、浮力体はパイロットとユニットそれぞれに1つずつ携行する必要があります。なぜなら、運よくハーネスのバックルを外して脱出できたとしても、岸まで泳ぐことはまず困難。フライトスーツを着用した状態で、問題なくいつものように泳ぐことがかなり困難な状態になり殆どの人はまず泳げないはずです。
その場合、やはりパイロット用の浮力体(救命胴衣)の装着も必須であることは明白です。
ご自分の命を守る緊急パラシュートとフロートの装着&点検の徹底をお願いいたします。
ご自分の命を守る緊急パラシュートとフロートの装着&点検の徹底をお願いいたします。
JPMA事務局
mikabo2416 at 18:45|Permalink